ジンギスカンなべ【成吉斯汗鍋】
読者カード 用例 2016年09月02日 公開
| 用例: | 成吉斯汗鍋と云つても鍋を用ふる訳ではなく、本当の名前は羊[火考]肉<ヤンカオローとルビ>と云ふ回々料理であります。原始的な美味しい料理として、在支日本人の一部が斯く命名し、これを歓迎して居るのであります。 |
|---|---|
| 『素人に出来る支那料理』 1926年1月28日 山田政平 | |
| 語釈: | 〔名〕ジンギスカン焼で肉をのせて焼くための鉄製の特殊な鍋。中央部が高いかぶと状で、火を通す穴がいくつもあり肉の油が直接火に落ちないように工夫されている。転じて、ジンギスカン焼のこと。ジンギスカン。《季・冬》 |
コメント:「成吉思汗料理」で山田本の存在を指摘したが、誰も取り上げないので追加した。同書は「昭和初期から終戦後まで引き続いて、日本の中国料理書の教科書的な立場にあった本」と田中静一著「一衣帯水」は評価している。
編集部:第2版では、永井龍男『手袋のかたっぽ』(1943)からの例が早いのですが、さらに、17年さかのぼることになります。(リニューアルに際して、もとの見出しが「シンギスカンなべ」となっていたものを「ジンギスカンなべ」に訂正しました。)
著書・作品名:素人に出来る支那料理
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1926年1月28日
著者・作者:山田政平
掲載ページなど:141ページ
発行元:婦人之友社
