日国友の会

くぞ

読者カード 用例 2026年09月23日 公開

2026年08月30日 makuneさん投稿

用例:くぞの葉〈くずのはとも云〉 わか葉をよくゆびきかて物とす
『かてもの』 1802年 莅戸善政・中条至資 編
語釈:〔名〕植物「くず(葛)」の古名。

コメント:第二版の用例より古い。

編集部:第2版では、『重訂本草綱目啓蒙』(1847)の例が添えられていますが、さらに、45年さかのぼります。ちなみに、「くず」の語釈は「マメ科のつる性多年草。各地の山野にふつうに生える。茎は長さ一〇メートル以上になる。全体に白または褐色の荒い毛がある。葉は長い柄を持ち互生し、三個の小葉に分かれる。小葉は長さ一〇~二〇センチメートルの広卵形で先端はとがり、側小葉ではしばしば二~三浅裂する。夏、葉腋(ようえき)から長さ二〇センチメートルぐらいになる花序を出し、紫色の蝶形花を総状につける。莢(さや)は長さ五~一〇センチメートルで褐色の荒い毛におおわれる。肥大した根から葛粉をつくるほか、干したものを葛根(かっこん)といい、漢方では解熱剤に用いる。蔓で行李(こうり)などを編み、また、繊維にして葛布を織るのに用いる。秋の七草の一つ。くずの葉裏は白みがかっていて葉が風にひるがえると目立つところから「裏見」と称し、和歌などで「恨み」にかけ、また「葛」と「恨み」とを縁語とする。漢名、葛。くずかずら。まくず。裏見草。学名はPueraria lobata 《季・秋》」となっています。

著書・作品名:かてもの

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1802年

著者・作者:莅戸善政・中条至資 編

掲載ページなど:14ページ後ろから6行目〔『救荒食糧かてもの』、1944年4月25日発行〕

発行元:泉書房