かなしさ【悲─】
読者カード 用例 2026年06月08日 公開
| 用例: | しからばむづかしながら。其時のうり上帳を少し見度事有といひしかば。やすきこととて取いだしみせしにかひやくのかなしさは。かくしとすれどおのづからぶんりようありありしるし有しとぞ。〔卷の六〕 |
|---|---|
| 『むかしばなし』 1812年 只野真葛 | |
| 語釈: | 〔名〕(形容詞「かなしい」の語幹に接尾語「さ」の付いたもの)(4)努力してもどうにもならない、本質的なことによる限界を感じる悲しみ。動かしがたい運命によるあわれさ。 |
コメント:第二版の用例より古い。
編集部:第2版では、谷崎潤一郎『蓼喰ふ虫』(1928-29)の例が添えられていますが、さらに、117年さかのぼることになります。
著書・作品名:むかしばなし
媒体形式:その他
刊行年(月日):1812年
著者・作者:只野真葛
掲載ページなど:388ページ上段後ろから2行目〔『仙台叢書 第九巻』、1972年3月20日発行〕
発行元:宝文堂
