そこねる【損】
読者カード 用例 2026年06月03日 公開
| 用例: | 兩人川中に立ておどろかで有しかば。一間斗ちかくに來りて立居しが。ばかしそこねしとやおもひけん。人の形ははたと消て。あかし斗中をとびて岡へ上りしとぞ。〔卷の六〕 |
|---|---|
| 『むかしばなし』 1812年 只野真葛 | |
| 語釈: | 【二】〔他ナ下一〕[文]そこ・ぬ〔他ナ下二〕(2)(「ぞこねる」とも)「そこなう(損)〔二〕」に同じ。 |
コメント:第二版の用例より古い。
編集部:第2版では、有島武郎『或る女』(1919)の例が早いのですが、さらに、107年さかのぼります。ちなみに、「損なう(二)」の語釈は〈(動詞の連用形に付いて補助動詞として用いる)ある動作をしながらも、その動作を全うできない、その動作に失敗する、などの意を表わす。誤る。しくじる。しそんじる。「言いそこなう」「行きそこなう」など〉となっています。
著書・作品名:むかしばなし
媒体形式:その他
刊行年(月日):1812年
著者・作者:只野真葛
掲載ページなど:380ページ上段4行目〔『仙台叢書 第九巻』、1972年3月20日発行
発行元:宝文堂
