日国友の会

だす【出】

読者カード 用例 2026年05月29日 公開

2026年03月20日 makuneさん投稿

用例:是でどふしてこふしてと胸ざんようしてかへる時。兩國ですりに取られましたから。死ぬより外の事なしと覺悟した時。外のすりが來て金をくれて助けてくれました。半金にもたらぬほどなれど。どふかこふか夫であめやもだしましたが。夫から仕合が直り此通りにくらして居ますも。たすけられたすりの蔭。〔卷の五〕
『むかしばなし』 1812年 只野真葛
語釈:〔他サ五(四)〕(「いだす」から転じて、中世頃から用いられる)〔二〕今まで見えなかったもの、なかったものなどを外に現わす。(8)商店や飲食店を作って営業を始める。

コメント:第二版の用例より古い。

編集部:第2版では、饗庭篁村『当世商人気質』(1886)の例が早いのですが、さらに、74年さかのぼります。

著書・作品名:むかしばなし

媒体形式:その他

刊行年(月日):1812年

著者・作者:只野真葛

掲載ページなど:362ページ下段10行目〔『仙台叢書 第九巻』、1972年3月20日発行〕

発行元:宝文堂