日国友の会

なみだぼくろ【涙黒子】

読者カード 用例 2026年05月29日 公開

2026年03月20日 makuneさん投稿

用例:右の目の下に大きな黑子有しを。涙ほくろとて宜からず。取取と人々のいひしを何と斗思ひて有しが。是より氣にかゝり取たりしが。一生心中に歎きの絶ぬうみ付なれば。遁がたし。〔卷の五〕
『むかしばなし』 1812年 只野真葛
語釈:〔名〕「なきぼくろ(泣黒子)」に同じ。

コメント:第二版の用例より古い。

編集部:第2版では、幸田露伴『風流微塵蔵』(1893-95)の例が添えられていますが、さらに、83年さかのぼります。ちなみに、「泣き黒子」の語釈は「目の下、多く目尻にあるほくろ。このほくろのある人は不幸であるとも涙もろいともいう」となっています。

著書・作品名:むかしばなし

媒体形式:その他

刊行年(月日):1812年

著者・作者:只野真葛

掲載ページなど:357ページ上段後ろから4行目〔『仙台叢書 第九巻』、1972年3月20日発行〕

発行元:宝文堂