日国友の会

だんつう【緞通・段通】

読者カード 用例 2026年05月09日 公開

2026年02月08日 makuneさん投稿

用例:一、ダンツウ 織たる毛氈にして模樣種々のかわりあり、多く古ものにて渡る。〔卷之三・産物の事〕
『蝦夷草紙』 1790年 最上徳内
語釈:〔名〕(「緞通」「段通」は中国語「毯子(タンツ)」の当て字)地の糸に綿、麻または羊毛などをつかった敷物用の厚い織物。経(たていと)に種々の色糸を結び、これに緯(よこいと)を打ち込んで模様をつけたもの。古くはペルシアを中心とする中近東でつくられ、シルクロードを経て中国に伝わった。わが国へは室町時代、毛氈(もうせん)とともに中国から輸入され、また江戸時代、天保期(一八三〇~四四)には泉州(大阪府)堺付近や播州(兵庫県)赤穂、佐賀などでも生産した。緞通織り。《季・冬》

コメント:第二版の用例より古い。

編集部:第2版では、人情本『毱唄三人娘』(1862-65)の例が早いのですが、さらに、75年さかのぼることになります。

著書・作品名:蝦夷草紙

媒体形式:その他

刊行年(月日):1790年

著者・作者:最上徳内

掲載ページなど:374ページ2行目〔『北門叢書 第一冊』、1972年4月5日発行〕

発行元:国書刊行会