日国友の会

イヨマンテ

読者カード 用例 2026年05月04日 公開

2026年02月08日 makuneさん投稿

用例:扨また其子をば甚だ寵愛して飼置き、成長の後に、秋の末漁獵仕舞の頃、イヨウマンデといふて飼置きたる熊を殺して神靈にそなふる也。是を殺すに禮式有て殺し、其肉を食ふ事又禮あつて、酒宴をなし、大祭禮を行ふまた恒例なり。〔卷之二・氷海の事〕
『蝦夷草紙』 1790年 最上徳内
語釈:〔名〕(「イオマンテ」とも)アイヌ語で、「くままつり(熊祭)」をいう。

コメント:用例がなかったので。

編集部:第2版では、用例が入りませんでした。「イヨーマンデ」は「イヨマンテ」の異形と考えておきましょう。ちなみに、「熊祭り」の語釈は「アイヌの儀式、祭の一つ。熊の子を二、三年養ったのち、儀式としてその肉を共食、宴遊した行事。アイヌは動物を神の化身と考え、特に、熊を最も偉大な神とし、これをその祖国である神の世界に送り返すために、この儀式を盛大荘重に行なわなければならないとした。熊送り。《季・冬》」となっています。

著書・作品名:蝦夷草紙

媒体形式:その他

刊行年(月日):1790年

著者・作者:最上徳内

掲載ページなど:344ページ6行目〔『北門叢書 第一冊』、1972年4月5日発行〕

発行元:国書刊行会