日国友の会

せいはい【聖杯】

読者カード 用例 2026年01月29日 公開

2025年11月10日 makuneさん投稿

用例:「阿字子。あなたは、いつか、空に、こんなお話をしてゐたぢやないの。森の奥に、母さんと二人きり住んでゐた少年が、或時騎士の革帯を見てから、もうどうしても母さんから、離れて行かなければならなくなつて、ならなくなつて行つてしまつたのだつて。それから、恐ろしい罪に呪はれて彷徨つて、歩つて、でも、おしまひにはたうとう聖杯を見ることが出来たのだつて。」〔二九〕
『梔子』 1926年 野溝七生子
語釈:〔名〕(1)十字架上のキリストの血をうけたという、神聖な杯。→聖杯伝説。

コメント:第二版の用例より古い。

編集部:第2版では、金井恵美子『自然の子供』(1968)の例が添えられていますが、さらに、42年さかのぼります。

著書・作品名:梔子

媒体形式:その他

刊行年(月日):1926年

著者・作者:野溝七生子

掲載ページなど:147ページ上段4行目〔『野溝七生子作品集』、1983年12月10日発行〕

発行元:立風書房