日国友の会

さいはなげられた【賽は投げられた】

読者カード 用例 2026年01月19日 公開

2025年11月10日 makuneさん投稿

用例:「追ひ出しちやつたの。何も彼も一緒にね。その手紙を、姉さまに渡して頂だい。賽(さい)は投(なげ)られたのよ。これがお別れになるかも知れないわ。」〔九〕
『山梔』 1926年 野溝七生子
語釈:(ラテン Alea jacta est の訳。スエトニウス著「帝王伝」から)カエサル(シーザー)がルビコン川を渡るときに言ったといわれることば。いったん乗り出してしまった以上、もはや最後までやるよりほかに道はない、という意味で使われることが多い。

コメント:第二版の用例より古い。

編集部:第2版では、大仏次郎『ブウランジェ将軍の悲劇』(1935-36)の例が添えられていますが、10年さかのぼることになります。

著書・作品名:山梔

媒体形式:その他

刊行年(月日):1926年

著者・作者:野溝七生子

掲載ページなど:39ページ上段11行目〔『野溝七生子作品集』、1983年12月10日発行〕

発行元:立風書房