日国友の会

らんしんもの【乱心者】

読者カード 用例 2026年01月04日 公開

2025年10月20日 makuneさん投稿

用例:一度は若年の時分亂心ものぬき身をさげてくらにこもりしを。取手にたのまれしこと有し。〔卷の一〕
『むかしばなし』 1812年 只野真葛
語釈:〔名〕「らんしんしゃ(乱心者)」に同じ。

コメント:第二版の用例より古い。

編集部:第2版では、小川為治『開化問答』(1874-75)の例が早いのですが、63年さかのぼることになります。ちなみに、「らんしんしゃ」の語釈は「(1)心の乱れ狂った者。常軌を逸して分別をなくした者。らんしんもの」「(2)江戸時代の刑法で用いた語。心が狂い心神喪失の状態になった者。この者に対しては、刑を減ずることがあった。らんしんもの」となっています。

著書・作品名:むかしばなし

媒体形式:その他

刊行年(月日):1812年

著者・作者:只野真葛

掲載ページなど:275ページ上段7行目〔『仙台叢書 第九巻』、1972年3月20日発行〕

発行元:宝文堂