日国友の会

やこうとりょう【夜光塗料】

読者カード 用例 2025年09月26日 公開

2025年09月26日 まきすけさん投稿

用例:夜光塗料 〈略〉硫化カルシウムは蒼鉛・マンガン等の硫化物微量を含む時は、日中に日光を受くれば、夜間自ら光を發す。即ち燐光を發する性質あり。此性質を利用して、往々之を看板等に塗り、夜間人の注意を惹くに用ふ。〔第十二節〕
『鉱物界之現象 後篇 』 1906年 安東伊三次郎
語釈:〔名〕光や電子線、X線などをうけて発光する塗料に少量の放射性物質を加えたもの。夜間や暗所でも発光する。時計や計測器の文字板、夜間標識などに用いる。

コメント:夜光塗料には放射性物質を含んで自ら光るもの(自発光塗料)と日中に光エネルギーを蓄積して夜間に光るもの(蓄光塗料)とがあるが、現在の語釈は自発光塗料のみを指している。本用例は蓄光塗料に該当するもの。

編集部:第2版では、井上友一郎『銀座二十四帖』(1955)の例が早いのですが、49年さかのぼります。語釈は見直す必要があります。

著書・作品名:鉱物界之現象 後篇

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1906年

著者・作者:安東伊三次郎

掲載ページなど:132ページ後ろから4行目( https://dl.ndl.go.jp/pid/832016/1/78)

発行元:光風館