ジャボン
読者カード 用例 2025年11月05日 公開
| 用例: | 片手に、籠を一ツ提げてゐましたが、その中には、木の實、果物が一ツぱい盛ツてあります。黃金のやうな色をしてゐるジヤボンや蜜柑もあれば、赤ちやんの頰ツぺのやうに、ふツくりして紅い林檎もある。〔うつヽの宮〈三島霜川〉〕 |
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| 『少女界(第五卷第五號)』 1906年5月1日 | |
| 語釈: | 〔名〕「ザボン(朱欒)」の変化した語。 |
コメント:第二版の用例より古い。
編集部:第2版では、伊藤左千夫『左千夫歌集』(1920)の例が早いのですが、さらに、14年さかのぼります。ちなみに、「ザボン」の語釈は「ミカン科の常緑高木。マライ原産で、果樹として四国、九州で栽培され、安政柑、晩王柑など多くの栽培品種がある。高さ三メートル以上になる。葉は長さ一五~二〇センチメートルの卵状長楕円形で先はくぼみ、裏面には柔らかい毛を散生。葉柄には広い翼がある。初夏、枝先に大形の白い四弁花が数個集まって咲く。果実は柑橘類中最大。扁球形で、径一〇~二〇センチメートル、生重量で六〇〇~二〇〇〇グラムあり、果面はほぼ平滑で果皮は厚い。果肉は一三室以上に分かれ、甘酸っぱい味で果汁は少なく、かすかな苦味がある。果肉が紅紫色のものをウチムラサキ、白いものをザボンという。漢名朱欒。文旦(ぶんたん)。ジャボン。ザンボア。学名はCitrus maxima 《季・冬》 ▼ザボンの花《季・夏》」となっています。
著書・作品名:少女界(第五卷第五號)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1906年5月1日
著者・作者:
掲載ページなど:10ページ下段7行目
発行元:金港堂書籍
