日国友の会

あにはからんや【豈図らんや】

読者カード 用例 2026年11月07日 公開

2025年06月10日 古書人さん投稿

用例:實さも有んも計がたしとて、則ち建仁寺に歸りて出し見給ふに、豈(あに)はからんや廣隆寺紛失の二輻目なりしかば、急ぎ藤堂家へ此由を達せられ改めて廣隆寺へ御寄附ありける、〔一〕
『雲錦随筆』 1862年 暁 鐘成
語釈:(反語の副詞「あに」に、動詞「はかる」、助動詞「む」、助詞「や」が連なったものが呼応し、それが一つの言いまわしとして固定したもの)次に来る文で表現される事態が予想外の時に使う。(2)(「…とは」との呼応がなくなり副詞的に)思いがけないことには。

コメント:「豈図らんや」の事例です

編集部:第2版では、染崎延房『近世紀聞』(1875-81)の例が早いのですが、さらに、19年さかのぼることになります。

著書・作品名:雲錦随筆

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1862年

著者・作者:暁 鐘成

掲載ページなど:12ページ後ろから2行目(「日本随筆大成 第二巻」、1927)

発行元:吉川弘文館