日国友の会

ようむき【用向】

読者カード 用例 2026年10月23日 公開

2025年05月01日 古書人さん投稿

用例:一 店へ入込たる御買人、あれこれ御覧の上お氣に入らずとも、いかやう成とも働、御用向(ごヨウムキ)を調へ、決て御買人素手にて歸すまじき心得、肝要たるべき事。〔商人出世の做様〕
『富貴の地基』 1774年 壮健翁 樋口万蔵
語釈:(2)入用なむき。また、必要な方面。

コメント:解釈1の事例で遡ります

編集部:微妙ですが、ここは、単に客の用件というよりは、客がそれを必要とする目的、理由などに踏み込んでると考えられるので2の例ということになります。語釈をもう少し工夫すべきかもしれません。第2版では、滑稽本『浮世風呂』(1809-13)の例が添えられていますが、さらに、39年さかのぼることになります。

著書・作品名:富貴の地基

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1774年

著者・作者:壮健翁 樋口万蔵

掲載ページなど:115ページ後ろから5行目(「通俗經濟文庫 巻六」、1916)

発行元:日本經濟叢書刊行會