おきみやげ【置土産】
読者カード 語釈 2026年03月06日 公開
| 用例: | 何れかの天災が生ずる度每に、謂はゞその置土產に(それは高價過ぎる土產ではあるが)〔三、天災と科學〕 |
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| 『科學雜俎』 1935年 矢島祐利 | |
| 語釈: | (比喩的に、皮肉をこめて)去った後に残された、対応に苦慮する問題や負担。 |
コメント:第二版の用例(1633)(1693)より新しいですが、近代の例として、とりあえず。文末に(同五月二十日)とあります。(「同」は66ページ8行目にある「大學新聞、昭和十年」)
編集部:第2版の(1)に、「夏季の異常低温または日照不足によって農作物に生じる被害。日本では、特に北海道・東北地方の水稲に多い。《季・夏》」とあり、(2)には「死後に残しておいたもの。前任者が残した業績。遺産」とあって、いずれもポジティブな用例が添えられていますが、最近はけっこう皮肉をこめてマイナスの意味合いで用いられることも多くなっています。あえて、別ブランチを立てて用法として明確化しておくのもいいかもしれませんね。
著書・作品名:科學雜俎
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1935年
著者・作者:矢島祐利
掲載ページなど:68ページ本文13行目〔科學的斷片、昭和二十三年五月二十日發行〕(国会図書館デジタル)
発行元:理學社
