日国友の会

こうず【楮】

読者カード 用例 2026年09月28日 公開

2025年03月08日 古書人さん投稿

用例:六十二 楮(コウズ) 苗をしたつるには、二三月の間楮(コウズ)の根をほり出し、長さ一尺ほどにきりて。苗地に畦をつくりて植るなり、〔木之類〕
『農業要集』 1826年 宮負佐平定雄
語釈:〔名〕「こうぞ(楮)」の変化した語。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、漢字仮名交じり文の例が添えられていませんね。ちなみに、「こうぞ」の語釈は「(「かみそ(紙麻)」の変化した語)(1)クワ科の落葉低木。本州以西の山野に生え、また畑や山すそに栽植される。高さ二~五メートル、ときに高さ一〇メートル、茎の径二〇センチメートルぐらいになる。葉は柄があって互生し、長さ一〇センチメートル内外で、左右不整の卵形で先はとがり、基部は心形で縁に鋸歯(きょし)があり、しばしば深く二~五裂する。春、淡黄緑色の単性花を雌雄同株につける。雄花穂は楕円形で若枝の基部の葉腋(ようえき)に生じ、雌花は多数が球状に集まって上部の葉腋につく。果実は球状に集まって六月ごろ赤く熟し、甘味があって食べられる。樹皮の繊維は和紙をつくる重要な原料。楮の字は、梶木の一名で、しばしば同属のカジノキと混同されることがあった。かみぎ。かぞ。かず。こぞのき。学名はBroussonetia kazinoki 《季・夏》」となっています。

著書・作品名:農業要集

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1826年

著者・作者:宮負佐平定雄

掲載ページなど:165ページ4行目(「通俗經濟文庫 巻五」、1916)

発行元:日本經濟叢書刊行會