ごようまつ【五葉松】
読者カード 用例 2025年05月08日 公開
用例: | 3、ごえふまつ(五葉松)Pinus pentaphylla, Mayr.〔天然紀念物‐植物・松〈京道信次郎・加藤鐵治郎〉〕 |
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『宮城縣史蹟名勝天然紀念物調査報吿 第五輯』 1930年 | |
語釈: | 〔名〕マツ科の常緑高木。北海道南部から九州までの山野に自生し、庭などに植栽もされ、また盆栽にもされる。高さ三〇メートル、径一メートル以上に達するものもある。葉は長さ二~六センチメートルの針葉で五本ずつたばになって小枝に密生する。雌雄同株。花期は初夏、雄花は新枝の下部にむらがってつき、雌花は紫紅色で新枝の先に二、三個ずつつく。松かさは長さ五、六センチメートル、径三センチメートルぐらいの卵状円柱形。種鱗は広卵形で翼をもつ。庭木、盆栽とするほか、材は建築・船舶・彫刻・楽器・薪炭材などにされる。同一種を西日本ではゴヨウマツ、東日本ではヒメコマツと呼ぶ。キタゴヨウは別種とも見られるし、また、ゴヨウマツの変種とする説もある。近縁種にアマミゴヨウ(ヤクタネゴヨウ)、チョウセンゴヨウ(チョウセンマツ)などがある。漢名として五鬚松、五釵松を当てることがある。五葉の松。学名はPinus parviflora |
コメント:第二版の用例より新しいですが、見出し通りの表記例がなかったので。
編集部:第2版では、「五葉松」という漢字を当てた例を添えることができませんでした。
著書・作品名:宮城縣史蹟名勝天然紀念物調査報吿 第五輯
媒体形式:その他
刊行年(月日):1930年
著者・作者:
掲載ページなど:70ページ14行目〔『宮城県史蹟名勝天然記念物 2』、1982年11月20日発行〕
発行元:国書刊行会