日国友の会

かまえび【紫葛】

読者カード 項目 2026年09月05日 公開

2025年01月11日 古書人さん投稿

用例:實は紫葛の實〈紫葛。関東にてカマエビといふ。〉より小し大きくて。
『三樹考』 1826年 東都 源 與淸
語釈:〔名〕(1)植物「えびづる(蘡薁)」の異名。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、服部躬治『迦具土』(1901)の例が添えられていますが、さらに、75年さかのぼります。ちなみに、「えびづる」の語釈は「ブドウ科のつる性落葉低木。本州、四国、九州の山野に生える。葉は心臓形で三~五に裂け、縁に鋸歯(きょし)があり、全体に綿毛を密生する。若い葉と茎は赤紫色。夏、淡黄緑色の小さい花が円錐花序に集まって咲く。実は径五ミリメートルぐらいの球で熟すと黒色となる。葉を乾してもんだものは薬もぐさと称し、疣(いぼ)に灸(きゅう)をすると取れるという。実は食用のほか、酒や染料の原料となる。漢名、蘡薁。えびかずら。えび。いぬぶどう。学名はVitis thunbergii 《季・秋》」となっています。

著書・作品名:三樹考

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1826年

著者・作者:東都 源 與淸

掲載ページなど:216ページ6行目2行目左行(「随筆文學選集」(第十一巻)、1927)

発行元:書齋社