日国友の会

たんぽぽ【蒲公英】

読者カード 用例 2026年08月28日 公開

2024年12月26日 古書人さん投稿

用例:平三てうに床 ゐろり(七寸五分 古木ふち)丸釜自在つり床に始よりたんぽゝの繪懸て 高麗茶碗に道具仕入て棗 つるへ 引切〔天正十五年正月廿日朝〕
『宗湛日記』 1587年 神屋宗湛
語釈:〔名〕(1)キク科の多年草。世界の温帯、亜寒帯に広く分布し、日当たりの良い山野、路傍に生える。高さ一五~三〇センチメートル。葉は根ぎわに放射状に群がって生え、長楕円状へら形で縁は不規則な羽状にせん裂する。春、次々と花茎を出し、先端にすべて舌状花からなる径約三センチメートルの黄色、または白色の頭花を頂生する。果実には白い冠毛がかさ形につき風にのってとび散る。若葉は食べられる。漢方では開花前にとって乾燥した葉を蒲公英(ほこうえい)といい、解熱・健胃薬などに用いる。日本にはエゾタンポポ、カントウタンポポ、カンサイタンポポなど約二〇種が自生し、セイヨウタンポポが帰化している。漢名、蒲公英。ふじな。たな。ぐじな。むじな。学名はTaraxacum 《季・春》

コメント:解釈1に辞典しか事例がないので

編集部:第2版では、漢字仮名交じり文の例としては、『料理物語』(1643)の例よりも、56年さかのぼります。

著書・作品名:宗湛日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1587年

著者・作者:神屋宗湛

掲載ページなど:42ページ後ろから6行目(「随筆文學選集」(第十一巻)、1927)

発行元:書齋社