日国友の会

ドリアン

読者カード 用例 2025年12月31日 公開

2024年11月24日 ubiAさん投稿

用例:ドーリアンとかいふ人糞の臭のする果實の樹もある。〔明治四十二(1909)年四月十一日〕
『寺田寅彦日記』 1909年4月11日 寺田寅彦
語釈:〔名〕(英 durian)《ドリヤン》パンヤ科の常緑高木。マライ半島・東インド諸島原産。高さ二〇〜三〇メートルに達する。葉は長楕円形で光沢があり、革質。花は黄白色の五弁花で数個集まって咲く。果実は長さ二〇〜三〇センチメートル、重さ二キログラムくらいの長楕円状球形で、堅いとげ状の突起を密生し淡黄色または黄緑灰色に熟す。果実は五室に分かれ、各室に大きな種子が三〜五個入っている。果肉は黄乳色のクリーム状で強い香りがあり、美味で、果実として珍重され生食される。種子は料理に用いる。果物の王といわれる。学名はDurio zibethinus

コメント:投稿例(1900)よりも新しいですが、「ドーリアン」表記の例がないので、とりあえず。

編集部:異形の例ということになりますね。語釈冒頭注でも触れるべきかと思います。

著書・作品名:寺田寅彦日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1909年4月11日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:513ページ本文8行目〔『寺田寅彦全集第十一巻』、一九五一年三月五日第一刷発行・一九八六年六月五日第三刷発行 〕

発行元:岩波書店