日国友の会

ふじ【扶持】

読者カード 用例 2026年08月10日 公開

2024年11月20日 古書人さん投稿

用例:迚の御慈悲に二合半の御扶持(ごフヂ)も頂戴仕らば、身命をなげ打御奉公仕たしと涙と共に申上れば、〔三・百姓〕
『渡世傳授車』 1737年 都塵舎
語釈:〔名〕(「ふぢ」とも)(3)「ふちまい(扶持米)」の略。

コメント:取り敢えず

編集部:近世における「ふぢ」の例として、また、接頭辞「御」のついた例としても添えておきたいところです。ちなみに、「扶持米」の語釈は「主君から家臣に給与した俸祿の米。中世、土地の給与に代わって米を給与することが起こり、近世に一般化した。幕府の場合は下級の旗本・御家人、諸藩の場合も下級藩士に多く、一人一日五合(約〇・九リットル)を標準に一年間分を支給するのが普通で、これを一人扶持と呼んだ。扶持方米。扶持」となっています。

著書・作品名:渡世傳授車

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1737年

著者・作者:都塵舎

掲載ページなど:237ページ2行目(「通俗經濟文庫 巻二」、1916)

発行元:日本經濟叢書刊行會