日国友の会

やるかたなさ【遣方無—】

読者カード 用例 2026年07月15日 公開

2024年10月09日 古書人さん投稿

用例:をのがちいさき心にとりこみて、世をやすからぬものにおもひなやみ、その心をやるかたなさに、神ほとけに嚢をかたむけて物奉れば、
『町人常の道』 1779年 茂 庵
語釈:〔名〕(形容詞「やるかたない」の語幹に接尾語「さ」の付いたもの)心の思いを晴らしようのないこと。どうしようもないこと。また、その度合。

コメント:解釈1に10世紀以降の事例がないので

編集部:「やるかたない」の例としてご紹介いただいていますが、これは接尾語「さ」のついた形ですので、「やるかたなさ」の例ということになります。近世の例として添えておきたいところです。

著書・作品名:町人常の道

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1779年

著者・作者:茂 庵

掲載ページなど:98ページ後ろから5行目(「通俗經濟文庫 巻一」、1916)

発行元:日本經濟叢書刊行會