日国友の会

ようきひ【楊貴妃】

読者カード 用例 2026年06月20日 公開

2024年08月20日 古書人さん投稿

用例:親仁畏候とて御手役者を催し、山姥一番果た、殿も御機嫌よくて、又むす子にも楊貴妃を御所望あり、〔上・六〕
『囃物語』 1680年 安楽庵策伝
語釈:【一】〔二〕謡曲。三番目物。各流。金春禅竹作といわれる。白居易の「長恨歌」による。馬嵬(ばかい)ケ原で殺された楊貴妃を忘れかねている玄宗皇帝は、方士に楊貴妃の魂魄のありかを探すように命じる。方士は天上から黄泉(よみ)の国まで尋ね歩き、常世(とこよ)の国の蓬莱宮に至って太真殿にいることを知る。楊貴妃は形見として玉の釵(かんざし)を与え、方士の求めで七夕の夜玄宗と交わした比翼連理の契りのことばをうち明け、帰ろうとする方士に霓裳羽衣(げいしょううい)の曲を舞ってみせる。方士が釵を携えて帰ると、貴妃は宮殿の中で悲しみにくれる。

コメント:解釈1の2の事例です

編集部:第2版では、用例が入りませんでした。

著書・作品名:囃物語

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1680年

著者・作者:安楽庵策伝

掲載ページなど:200ページ上段7行目(「近世文藝叢書 笑話」(第六)より)

発行元:國書刊行會