日国友の会

のこぎりびき【鋸引・鋸挽】

読者カード 用例 2026年06月20日 公開

2024年08月17日 古書人さん投稿

用例:是できこえたかと山路行ば、過し比三井寺にて沙汰のかぎりの坊主男、江戸へにげてのこぎり引にあひぬる。〔五・石山〕
『二休咄』 1688年 著者不詳
語釈:〔名〕(2)江戸時代まで行なわれた刑罰の一つ。竹のこぎりで罪人の首をひき切る極刑。江戸時代も初期は、罪人を首だけ出して穴埋めにし、二日間晒(さら)し、その左右にのこぎりを置いて望む者に首をひかせたが、のちには罪人のえり首に傷をつけ、その血をつけたのこぎりを置く形に改められ、そのあと引回しのうえ磔(はりつけ)に処した。おもに主人殺しに科せられた刑罰。鋸引晒(のこぎりびきさらし)。鋸責め。

コメント:解釈2の事例で遡ります

編集部:第2版では、随筆『折たく柴の記』(1716頃)の例が早いのですが、28年ほどさかのぼります。

著書・作品名:二休咄

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1688年

著者・作者:著者不詳

掲載ページなど:189ページ下段後ろから9行目(「近世文藝叢書 笑話」(第六)、1911)

発行元:國書刊行會