日国友の会

こうさんなければこうしんなし【恒産なければ恒心なし】

読者カード 用例 2026年06月17日 公開

2024年08月14日 古書人さん投稿

用例:いや御恨が御ざりますのなどゝいふは、恒産な(け)れば恒心なしにて、品こそかはれ巾着切はならず、〔三・世の中〕
『二休咄』 1688年 著者不明
語釈:(「孟子‐梁恵王上」また「孟子‐滕文公上」にみえることば)定まった財産や決まった職業のない人は、定まった正しい心がない。物質生活は人の心に大きな影響を持つもので、それが安定しないものには確固とした道徳心もない。恒(つね)の産なきは恒の心なし。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、芥川龍之介『侏儒の言葉』(1923-27)の例が早いのですが、さらに、239年さかのぼることになります。

著書・作品名:二休咄

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1688年

著者・作者:著者不明

掲載ページなど:176ページ下段7行目(「近世文藝叢書 笑話」(第六)、1911)

発行元:國書刊行會