日国友の会

いっこつじょう【一越声】

読者カード 用例 2026年06月15日 公開

2024年08月05日 古書人さん投稿

用例:彼唐僧一休の臥給ふ處へさしあしして、まくらもとへどうと座し、なに共いはず引づりおこして、目もいまだあき給はぬに、一越聲をあげていはく、〔中-六〕
『一休咄』 1668年 著者不詳
語釈:〔名〕壱越調(いちこつちょう)のような低い音声。また、大きくはり上げた声。

コメント:解釈1の事例で遡ります

編集部:「ひとこし(一越)」の例としてご紹介いただきましたが、ここは大きく声を張り上げる場面なので、「一越声」の例と考えられます。第2版では、読本『本朝酔菩提全伝』(1809)の例が添えられていますが、さらに、141年さかのぼります。

著書・作品名:一休咄

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1668年

著者・作者:著者不詳

掲載ページなど:105ページ上段1行目(「近世文藝叢書 笑話」(第六)、1911)

発行元:國書刊行會