ほらがとうげをきめこむ【洞ヶ峠を決め込む】
読者カード 項目 2025年08月13日 公開
| 用例: | Aの見解にもイエス、Bの見解にもイエスを唱えることは、別に〝洞ヶ峠〟をきめこんでいるわけではないのです。〔第2話・1〕 |
|---|---|
| 『細胞の社会—生命の秩序をさぐる』 1972年 岡田節人 | |
| 語釈: | 自分に確たる信念がなく、形勢を見て分のいいほうに付き従う。日和見(ひよりみ)的な態度をとる。信長没後、羽柴秀吉と明智光秀が京都山崎で戦った際に、筒井順慶が洞ケ峠に軍をとどめて戦いの形勢を望観し、有利な方に味方しようとした故事による。〔『故事俗信ことわざ大辞典第2版』@JapanKnowledge〕 |
コメント:第二版には用例が載っていないので。方言にある「うそをよくつく人。うそつき。」の例になるでしょうか。
編集部:第2版の「洞ヶ峠」には、夏目漱石『三四郎』などの例が添えてあります。ご紹介いただいた例は、むしろ慣用句として扱った方がいいですね。ちなみに、『故事俗信ことわざ大辞典』では、花田清輝『「慷慨談」の流行』(1961)の例が引かれています。
著書・作品名:細胞の社会—生命の秩序をさぐる
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1972年
著者・作者:岡田節人
掲載ページなど:68ページ本文12行目〔ブルーバックスB-201、昭和47年11月24日 第1刷発行 昭和49年8月31日 第3刷発行〕
発行元:講談社
