日国友の会

おいわたし【笈渡】

読者カード 用例 2026年05月31日 公開

2024年04月13日 古書人さん投稿

用例:叉七月七日神前に護摩を修し寶藏の笈三屓出して僧の肩にかけてをこなひあり是を笈わたしといふ〔十四・磯上布留社〕
『和州旧跡幽考』 1681年 林 宗甫撰
語釈:〔名〕能楽「安宅(あたか)」で、本来強力(ごうりき)の背負う笈を義経に背負わせるために渡す演じ方。義経の非運をなげく情感をただよわせる場面。現行観世流を例にとれば、オモアイの強力が後見座から笈を持って出てシテの弁慶に渡す。弁慶が子方の義経の前に運ぶ。子方は立衆の山伏に手伝わせて笈を背負うという形をとる。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、『わらんべ草』(1660)の例が添えられています。

著書・作品名:和州旧跡幽考

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1681年

著者・作者:林 宗甫撰

掲載ページなど:541ページ上段11行目(「続々群書類従 第八地理部」、1978)

発行元:図書刊行会