日国友の会

えんそガス【塩素瓦斯】

読者カード 項目 2026年05月23日 公開

2024年03月24日 古書人さん投稿

用例:發生する鹽素ガスはT字形誘導管より水を入れたる洗滌瓶に通じ供えへるHClを去り硫酸洗滌瓶に通じて乾燥す、〔第一章・第三節〕
『合成香料化学』 1930年 平尾子之吉
語釈:〔名〕「えんそ(塩素)」に同じ。ただし、保存・使用しやすくするため化合物として液体や固体にすることが多いため、区別のため特に「塩素ガス」と記述する。水道水やプールの水の消毒の他、漂白剤・消毒剤として一般家庭で広く用いられており、医薬染料・金属精錬などにも用いられている。毒性が強く、目や皮膚、気道などを痛め、吸入すると肺水腫を起こすこともある。労働衛生上の塩素ガスの許容濃度は1ppmで、高濃度の塩素を吸入した場合死に至る。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、立項されませんでした。ちなみに、「塩素」の語釈は「ハロゲン族元素の一つ。記号Cl 原子番号一七。原子量三五・四五三。刺激臭のある黄緑色の有毒性気体。一七七四年、スウェーデン人シェーレが発見。食塩水溶液の電解、塩酸の酸化などで得られ、冷却すると容易に液化する。希ガス元素以外のほとんどの元素と化合物をつくる。水素との混合物は光によって爆発的に化合し塩化水素を生成。酸化剤、漂白剤、消毒剤、殺菌剤などのほか、塩酸、塩化物、多くの有機塩素製品の製造原料。クロール」となっています。

著書・作品名:合成香料化学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1930年

著者・作者:平尾子之吉

掲載ページなど:35ページ13行目

発行元:裳華房