日国友の会

かんぱち【間八】

読者カード 用例 2025年07月09日 公開

2024年03月20日 ubiAさん投稿

用例:かんぱちが大小取り混ぜて五六匹、これも艶々と光つてゐる。〔一〕
『伊東雜記』 1938年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕アジ科の海産魚。全長一・五メートルを超えるが、漁獲されるものは普通一メートル以下。体形はブリによく似ているが、それより体高が高い。また、眼を通り、第一背びれ方向へのびる暗色斜走帯があり、前上方から見ると八の字状に見えるのが特徴で、これが名前の由来。本州中部以南、東太平洋を除く世界の温帯から熱帯域に分布し、沿岸部の中層から下層に生息する。食用とし、二~三キログラムのものは特に美味で、刺身、すし種にする。 あかぶり。 あかばな。 かんぱ。 学名はSeriola dumerili 《季・夏》

コメント:第二版の用例(1939)よりさかのぼります。「かんぱち」に傍点がついています。後記に「昭和十三年十二月 都新聞」とあります。

編集部:第2版では、岡本かの子『鮨』(1939)の例が早いのですが、さらに、1年さかのぼります。

著書・作品名:伊東雜記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1938年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:56ページ本文12行目〔續冬の華、昭和十五年七月五日 初版發行、昭和十六年十月十五日 五版發行〕

発行元:甲鳥書林