日国友の会

なんみん【難民】

読者カード 語釈 2026年05月18日 公開

2024年03月17日 古書人さん投稿

用例:貴國之難民九人安南之他方に被到漂流候を廣東表へ送越(巻之一)
『安南紀略藁』 1796年 近藤正齋
語釈:海上で遭難した者。漂流民。

コメント:解釈の1と2に該当しない事例のようなので

編集部:第2版の語釈は「(1)貧しくて生活に困る人民。」「(2)戦争、災害などのために困難に陥った人々。特に、戦禍・天災、宗教・民族・政治的な理由による迫害などを避けて、生活していた国や土地を離れて流浪する人々。」となっています。特に、政治や災害などの理由で国を出ざるを得なかった人々とそうでない人々を分けたほうがわかりやすいかもしれません。とすると、2版の『環海異聞』(1807)もご投稿いただいた例と同じく、海で遭難した人の例ということになりますね。

著書・作品名:安南紀略藁

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1796年

著者・作者:近藤正齋

掲載ページなど:40ページ下段1行目(「近藤正齋全集」(第一)、1905)

発行元:国書刊行会(明治38年版)