日国友の会

おぼれるものはわらをもつかむ【溺れる者は藁をも掴む】

読者カード 用例 2025年06月28日 公開

2024年03月12日 ubiAさん投稿

用例:溺れるものは、藁をもつかむというのは、古今を通じての真理である。
『科学は役に立つか』 1954年 中谷宇吉郎
語釈:(英 A drowning man will catch at a straw. の訳)非常に困難な状況におちいったときは、頼りになりそうもないようなものまで頼りにすることをいう。

コメント:第二版の用例(1902~05、溺るる者は藁でもつかむ)より新しいですが、第二版の用例(1970、溺れる者は藁をも掴む)の語形よりも、さかのぼるので。「、」が途中に入っている例ではありますが。単行本の発表雑誌名一覧(280ページ)に、「54・11 心」とあります。

編集部:第2版では、徳冨蘆花『黒潮』(1902-05)の例が早いのですが、見出し語形通りの例としては曾野綾子『傷ついた葦』(1970)の例よりも16年さかのぼることになります。

著書・作品名:科学は役に立つか

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1954年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:247ページ本文16行目〔文化の責任者、昭和三十四年八月二十日発行〕

発行元:文藝春秋新社