ごすあかえ【呉須赤絵】
読者カード 用例 2025年06月09日 公開
用例: | 鎌倉で美事な吳須赤繪の大皿を手に入れた。 |
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『千年の時差』 1951年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕呉須手の赤絵。明末から清初にかけて中国南部の江西・広東地方で作られた。輸出用で、赤色を主調とした奔放な絵付を日本の茶人が珍重した。江戸時代には京都の潁川(えいせん)・木米・永楽などが、これにならって作製した。赤絵呉須。 |
コメント:第二版の用例(1956)よりさかのぼります。文末に「(昭和二十六年五月)」とあり、中谷宇吉郎随筆選集第二巻(昭和四十一年八月二十日第一刷発行 昭和四十一年十一月二十日第三刷発行)429ページに「昭和二十六年五月」とあります。
編集部:第2版では、円地文子『妖』(1956)の例が添えられていますが、さらに、5年さかのぼります。
著書・作品名:千年の時差
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1951年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:67ページ本文5行目〔イグアノドンの唄、昭和二十七年十二月二十日 發行〕
発行元:文藝春秋新社