日国友の会

こうばいいろ【紅梅色】

読者カード 用例 2025年06月09日 公開

2024年02月24日 ubiAさん投稿

用例:西國淨土の佛の姿を見る郞女の頬は、紅梅色に映えてゐる。
『千年の時差』 1951年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕「こうばい(紅梅)【一】(4)」に同じ。

コメント:第二版の用例(1739)より新しいですが、現代の例がないので、とりあえず。文末に「(昭和二十六年五月)」とあり、中谷宇吉郎随筆選集第二巻(昭和四十一年八月二十日第一刷発行 昭和四十一年十一月二十日第三刷発行)429ページに「昭和二十六年五月」とあります。

編集部:第2版では、浄瑠璃『狭夜衣鴛鴦剣翅』(1739)の例が添えられています。ちなみに、「紅梅【一】(4)」の語釈は「(一般に)紅色。のちには、紫がかった赤色。紅梅色」となっています。

著書・作品名:千年の時差

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1951年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:62ページ本文2行目〔イグアノドンの唄、昭和二十七年十二月二十日 發行〕

発行元:文藝春秋新社