こうばいいろ【紅梅色】
読者カード 用例 2025年06月09日 公開
用例: | 西國淨土の佛の姿を見る郞女の頬は、紅梅色に映えてゐる。 |
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『千年の時差』 1951年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕「こうばい(紅梅)【一】(4)」に同じ。 |
コメント:第二版の用例(1739)より新しいですが、現代の例がないので、とりあえず。文末に「(昭和二十六年五月)」とあり、中谷宇吉郎随筆選集第二巻(昭和四十一年八月二十日第一刷発行 昭和四十一年十一月二十日第三刷発行)429ページに「昭和二十六年五月」とあります。
編集部:第2版では、浄瑠璃『狭夜衣鴛鴦剣翅』(1739)の例が添えられています。ちなみに、「紅梅【一】(4)」の語釈は「(一般に)紅色。のちには、紫がかった赤色。紅梅色」となっています。
著書・作品名:千年の時差
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1951年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:62ページ本文2行目〔イグアノドンの唄、昭和二十七年十二月二十日 發行〕
発行元:文藝春秋新社