りったいいせい【立体異性】
読者カード 用例 2025年05月10日 公開
用例: | 立體異性(stereoisomerism)同じ原子から成り立っているが、原子の空間的配置の違いによって性質の違いが起ること。 |
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『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編 | |
語釈: | 〔名〕分子の立体構造の差異により生ずる異性。原子の配列順序が同一であっても、その立体的配置が異なる分子をさしていう。二重結合をもつ有機化合物および環式化合物にみられるシス‐トランス異性や、金属錯体における配位子の配位位置の違いによる異性などに代表される幾何学異性、光学異性、および一重結合の回転の違いにより生ずる配座異性(ゴーシュ異性体)などが含まれる。 |
コメント:第二版の用例(1900)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。項目名からの例です。
編集部:第2版では、桜井錠二・高松豊吉『稿本化学語彙』(1900)の例が添えられています。
著書・作品名:科學用語辭典
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1951年
著者・作者:矢島祐利 石田周三 編
掲載ページなど:72ページ右下から1行目〔科學用語辭典 アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)
発行元:弘文堂