日国友の会

よくど【沃土】

読者カード 用例 2026年04月23日 公開

2024年01月17日 古書人さん投稿

用例:又魯國の文伯が云く、沃土民(ヨクドのたみ)不材淫也、瘦土民(せきどのたみ)は、義に嚮ずといふ事なし、勞也(ろうすればなり)といへり〔中分以上の意入〕
『富貴の地基』 1774年 壮健翁 樋口万蔵
語釈:〔名〕肥沃の土地。地味が肥えていてよく作物ができる土地。また、比喩的に、ものがよく育ったり発展したりする基盤となるところ。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、福沢諭吉『西洋事情』(1866-70)の例が早いのですが、さらに、96年さかのぼることになります。第2版でも添えられている漢籍(『国語-魯語下』)を読み下した確例ですね。ちなみに、ご紹介いただいた例の後に「此心は沃土(ヨクド)は豪富町といふ事にて、すべて財主多き所人は、きはめて材發なきもの、何ゆゑなれば唯淫酒の楽みに耽るゆゑなり」とあります。

著書・作品名:富貴の地基

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1774年

著者・作者:壮健翁 樋口万蔵

掲載ページなど:161ページ4行目〔『通俗経済文庫 卷六』、1916〕

発行元:日本經濟叢書刊行會