日国友の会

さま【狭間(小間)】

読者カード 用例 2026年04月02日 公開

2023年09月23日 古書人さん投稿

用例:内弁文杖をもちて東階をのぼりて東のひさし南の戸より入て。おくの小(サ)間を西へをれて。御帳の東屏風のもとにたつ。〔正月〕
『建武年中行事』 1334~38年 後醍醐天皇
語釈:〔名〕(1)すきま。せまいあいだ。ひま。

コメント:解釈2の事例で遡ります

編集部:「こま(小間)」の例としてご紹介いただきましたが、底本を見ると、右脇に「サ」と読みが振ってあるので、ここは「さま」と読むべきところです。第2版では、サに「小」を当てた例は添えられていませんね。用例としては訓点本『地蔵十輪経元慶七年点』(883)の例が早いのですが、漢字仮名交じり文の例としては、浄瑠璃『淀鯉出世滝徳』(1709頃)よりもさかのぼることになります。

著書・作品名:建武年中行事

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1334~38年

著者・作者:後醍醐天皇

掲載ページなど:261ページ上段1行目(「群書類従 第五輯」(巻第八十五)、1899)

発行元:経済雑誌社