さま【狭間(小間)】
読者カード 用例 2026年04月02日 公開
| 用例: | 内弁文杖をもちて東階をのぼりて東のひさし南の戸より入て。おくの小(サ)間を西へをれて。御帳の東屏風のもとにたつ。〔正月〕 |
|---|---|
| 『建武年中行事』 1334~38年 後醍醐天皇 | |
| 語釈: | 〔名〕(1)すきま。せまいあいだ。ひま。 |
コメント:解釈2の事例で遡ります
編集部:「こま(小間)」の例としてご紹介いただきましたが、底本を見ると、右脇に「サ」と読みが振ってあるので、ここは「さま」と読むべきところです。第2版では、サに「小」を当てた例は添えられていませんね。用例としては訓点本『地蔵十輪経元慶七年点』(883)の例が早いのですが、漢字仮名交じり文の例としては、浄瑠璃『淀鯉出世滝徳』(1709頃)よりもさかのぼることになります。
著書・作品名:建武年中行事
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1334~38年
著者・作者:後醍醐天皇
掲載ページなど:261ページ上段1行目(「群書類従 第五輯」(巻第八十五)、1899)
発行元:経済雑誌社
