日国友の会

ピパ

読者カード 用例 2026年03月18日 公開

2023年08月11日 古書人さん投稿

用例:ぴぱ(Pipa)ハ蟾蜍(ヒキガヘル)ノ無尾兩棲類ニシテ其雌ノ児ヲ生育スル頗ル奇異ナリ、〔三・両棲類〕
『中等教育動物学教科書(第二)』 1889年 飯島 魁編
語釈:〔名〕(ラテン pipa)「こもりがえる(子守蛙)」に同じ。

コメント:遡ります

編集部:2008年10月24日付けで、柳川福一『受験参考答案式 動物学粋』(1925)の例をご紹介いただいていますが、さらに、36年さかのぼります。ちなみに、「子守蛙」の語釈は「下等なピパ科のカエル。ブラジル、ギアナに分布し、池やゆるい流れにすむ。体長二〇センチメートルぐらいの扁平でずんぐりした体をし、頭は尖った三角形で、後肢の水かきが発達している。一生水中で生活し、歯も舌もない。全体に緑黄褐色で、腹部が淡く白色の斑がある。産卵期には、雌の背の皮膚が柔らかい海綿状となり、雄が卵をこの中に押し込むと、ふたのある蜂巣状となって卵を包む。卵は酸素の補給を受け、変態して子ガエルとなって出てくる。ヒラタピパ。ピパ。学名はPipa pipa」となっています。

著書・作品名:中等教育動物学教科書(第二)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1889年

著者・作者:飯島 魁編

掲載ページなど:264ページ後ろから5行目

発行元:敬業社