日国友の会

とおみみ【遠耳】

読者カード 用例 2026年03月12日 公開

2023年07月29日 古書人さん投稿

用例:もし笙笛なくて。笛ばかり候はゞ。笛のねとる所遠耳にききふせて。少しさがりたると覺えて。柱はたてさせ給へ。
『夜鶴庭訓抄』 平安末年 藤原伊行
語釈:〔名〕(2)遠方の物音をきくこと。

コメント:解釈1の事例で遡ります

編集部:1の語釈に「遠方の物音でもよく聞きとることのできること。また、その耳」とあり、よく聞き取れる耳という、耳の能力の意味ですが、この文脈では、遠い音のように聞きなすことという意味になりますから、(2)の例と考えられます。第2版では、用例が入りませんでした。

著書・作品名:夜鶴庭訓抄

媒体形式:単行本

刊行年(月日):平安末年

著者・作者:藤原伊行

掲載ページなど:215ページ下段8行目(「群書類従」(第十二輯)巻第347、1900)

発行元:経済雑誌社