かおパス【顔ー】
読者カード 用例 2023年11月12日 公開
| 用例: | 居酒屋風の小店がある。(中略)愛そのよい主婦さんと、芳烈な酒の香と、それから顔パスの掛勘定とは、話ずきなお百姓や酒好きの農民を騙って、野良の往き復りに此の店に休ましめ、決済期にには臍を噛むとも及ばない程の掛勘定を積らしめるのである。〔第一部・農村経済の実体・第六章・都市産業と農村の背反〕 |
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| 『現代農村の解剖』 1931年 原祐三 | |
| 語釈: | 〔名〕(パスは 英 pass「定期券」の意)地位や権威、立場などを利用して、公式には認められていないのに、交通機関に無賃乗車したり、催しものなどに無料入場したりすること。 |
コメント:さかのぼります。交通機関等ではなく、飲み屋のツケですが、交通機関の顔パスからの連想で書かれているかと思われます。
編集部:2003年3月4日付けで、末広鉄男さんに、うらべまこと『流行の裏窓』(1956)の例をご紹介いただいていますが、さらに、25年さかのぼります。
著書・作品名:現代農村の解剖
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1931年
著者・作者:原祐三
掲載ページなど:158ページ15行目
発行元:ダイヤモンド社
