日国友の会

あらしお【粗塩・荒塩】

読者カード 用例 2024年06月09日 公開

2023年05月17日 ubiAさん投稿

用例:しかし苦汁(にがり)分の多い日本の粗塩(アラジオ)も、またそうすてたものではない。
『塩の風趣』 1952年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(「あらじお」とも)結晶のあらい、精製していない塩。

コメント:投稿例(1960、荒塩)、第二版の用例(1966、荒塩)よりもさかのぼります。「粗塩」表記の例がなく、「あらじお」の読みがわかる例なので。初出「『オール読物』第七巻四号」(昭和二十七(一九五二)年四月一日発行)と「中谷宇吉郎集第七巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:2022年9月10日付けで、中谷宇吉郎『室鯵』(1937)から「荒鹽」の例をご紹介いただいていますが、こちらは「粗塩」の例としては初めてですし、しかも「あらじお」の確例でもありますね。

著書・作品名:塩の風趣

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1952年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:173ページ本文11行目〔『黒い月の世界』、昭和三十三年七月五日発行〕

発行元:東京創元社