日国友の会

むねのまもり【胸の守】

読者カード 語釈 2026年02月06日 公開

2023年05月01日 古書人さん投稿

用例:一 正月五ヶ日。〈略〉三の御末のさいのきはより。女中の中臈のきぬをめし。袴をめし。袴紅。むねのまもりを御かけ候て御取次候。〔殿中さまざまの事〕
『宗五大艸紙』 1528年 下総入道宗五
語釈:室町時代に、最高位の女性が正装した際に、その胸元を飾り、身を護り、幸福を記念するための儀礼用の懸守(かけまもり)。

コメント:遡ります。解釈では「江戸時代」とあるのでこの事例が該当するのかどうか

編集部:中世ではもっと儀礼的な意味合いで用いられていたようですね。別途ブランチを設けるべきでしょう。ちなみに、第2版の語釈は「江戸時代、貴人の婚礼のとき、新婦の襟にかけて夫婦和合の印とした守り札。愛敬守(あいきょうのまもり)。幸いの守り」となっています。

著書・作品名:宗五大艸紙

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1528年

著者・作者:下総入道宗五

掲載ページなど:632ぺージ上段8行目(「群書類従 第十四輯巻第四百十三」、1901)

発行元:経済雑誌社