日国友の会

じっけんてつがく【実験哲学】

読者カード 項目 2023年06月27日 公開

2023年04月26日 熊八郎さん投稿

用例:哲学に又二種アリ、其一ヲ実験哲学(エムピリカル、フヒロソフヒー)ト云フ、即チ実物ニ徴スルヲ以テ主トスルモノナリ〔第一回・総論・第二節〕
『西洋哲学講義(巻之1)』 1883年 井上哲次郎
語釈:〔名〕「じっしょうてつがく(実証哲学)」に同じ。

コメント:項目がなかったので。この言葉は、いくつかの意味で使われているように思いますが、とりあえず、この用例では、実証主義に同じということで良いかと思います。

編集部:第2版では、立項されませんでした。いわゆる「経験論」のことですが、この当時はフランスの哲学者オーギュスト-コントの哲学のことを指すことも多かったようです。ちなみに、「実証哲学」の語釈は「狭義には、オーギュスト=コントの実証主義の哲学をさす。知識の三段階説に基づき、現象を超自然的な、神学的説明や形而上学的説明を排して、経験的事実だけによる説明を唱道した。広義には実証主義に同じ」となっています。

著書・作品名:西洋哲学講義(巻之1)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1883年

著者・作者:井上哲次郎

掲載ページなど:2丁裏8行目

発行元:阪上半七