あけび【通草(決明果)】
読者カード 用例 2023年05月09日 公開
| 用例: | 歯にカッと辷 (すべ) って、脣 (くちびる) を決明果 (アケビ) のごとく裂きながら、咽喉へはずれる、その真中 (まんなか)、我と我が手に赤熊が両手に握って、〔六五〕 |
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| 『日本橋』 1914年 泉鏡花 | |
| 語釈: | 〔名〕(1)アケビ科の落葉低木。本州、四国、九州の山野に生える。茎はつる性で、直径一・五センチメートルぐらい。葉は五小葉からなる掌状複葉で、小葉は細長い楕円形または倒卵形。春、新葉と共に淡紫色の花が総状に咲く。実は長さ八センチメートル内外の長卵形で、淡紫色。皮が厚く、熟すと縦に裂け、強い甘味がある。つるは、かご細工にするほか、木部には配糖体アケビンを含んで木通(もくつう)と呼ばれ、利尿、通経剤とされる。一般にアケビと呼ぶ植物はミツバアケビであることが多い。漢名、山女・野木瓜。あけびかずら。あけびづる。はんだつかずら。あけべ。あけぶ。学名はAkebia quinata 《季・秋》▼あけびの花《季・春》 |
コメント:
編集部:第2版では、当て字としては「通草」「木通」の例がみえます。
著書・作品名:日本橋
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1914年
著者・作者:泉鏡花
掲載ページなど:287ページ10行目
発行元:千章館
