日国友の会

わざと【故意】

読者カード 用例 2023年04月23日 公開

2023年04月13日 若桜木虔さん投稿

用例:手近の枝を引寄せて好惡かまはず申譯ばかりに折りて、投つけるやうにすたすたと行過ぎるを、さりとは愛敬の無き人と惘 (あき) れし事も有しが、度かさなりての末には自ら故意 (ワザト) の意地惡のやうに思はれて〔七〕
『たけくらべ』 1895年 樋口一葉
語釈:〔副〕(1)こうしようという、ある意図や意識をもって事を行なうさまを表わす語。現在では、そうしなくてもいいのにしいてするさまにいう場合が多い。わざわざ。意識的に。わざっと。

コメント:

編集部:第2版では、当て字としては「態と」が多く用いられており、「故意」を当てた例は見当たりませんね。

著書・作品名:たけくらべ

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1895年

著者・作者:樋口一葉

掲載ページなど:426ページ後ろから4行目〔『一葉全集』、1897〕

発行元:博文館