日国友の会

おぼえ【記憶】

読者カード 用例 2023年04月23日 公開

2023年04月13日 若桜木虔さん投稿

用例:北廓全盛見わたせば、軒は提燈電氣燈、いつも賑ふ五丁町、と諸聲をかしくはやし立つるに、記憶 (オボエ) のよければ去年一昨年とさかのぼりて、手振手拍子ひとっも變る事なし〔五〕
『たけくらべ』 1895年 樋口一葉
語釈:〔名〕(動詞「おぼえる(覚)」の連用形の名詞化)〔二〕自分の心の内に思われること。(2)おそわったり見聞したりしたことを心にとどめること。記憶。また、思い当たる点。心当たり。経験。

コメント:

編集部:第2版では、当て字としては幸田露伴『五重塔』(1891-92)から「経験(オボエ)」の例が引かれています。

著書・作品名:たけくらべ

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1895年

著者・作者:樋口一葉

掲載ページなど:418ページ8行目〔『一葉全集』、1897〕

発行元:博文館