日国友の会

しぜんりん【自然林】

読者カード 項目 2024年03月05日 公開

2023年01月15日 ubiAさん投稿

用例:そして一日は自動車で朝早くから百哩もさきの自然林の中に出かけ、
『日本のこころ』 1950年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕「てんねんりん(天然林)」に同じ。

コメント:第二版には項目が載っておらず、投稿例(1926)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。大辞林第四版「自然林」は、「人手によらず自然に成立した林。天然林。」とあるので、語釈欄を「「天然林」に同じ。」としましたが、日本大百科全書(ニッポニカ)「自然林」の語釈に「天然林のうちでも、古くから人の手が加わらず、近年重大な災害も受けていない極相の森林を原生林という。」とあるので、微妙に意味するところが違うのかもしれません。初出「『ニューエイジ』第二巻第八号」(昭和二十五(一九五〇)年八月一日、毎日新聞社発行)と「中谷宇吉郎集第六巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:2008年5月28日付けで、末広鉄男さんに、『訪欧大飛行誌』(1926)の例をご紹介いただいていますね。ちなみに、「天然林」の語釈は「天然に成立し、造林保育にほとんど人工が加わっていない森林。天然更新によって更新をはかった森林は、保育などに労力が加えられていても、こう呼ぶことが多い」となっています。

著書・作品名:日本のこころ

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1950年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:273ページ本文11行目〔『日本のこころ』、昭和二十六年八月十五日 發行〕

発行元:文藝春秋新社