日国友の会

トランプ

読者カード 用例 2023年01月01日 公開

2022年12月25日 まきすけさん投稿

用例:吾邦の佳留多花符の如きものは稍此に似たる所ありといへどもトランプに比ふれば其遊ひ無稽にして卑賤と謂ふへし〔緒言〕
『西洋遊戯かるた使用法』 1885年 桜城酔士
語釈:〔名〕(英 trump 「切札」の意)(1)室内ゲーム用具の一種。また、それを使ってするゲーム。普通、ハート・ダイヤ・クラブ・スペード各一三枚ずつ四組とジョーカーの五三枚のカードからなる。英語では、プレーイングカード、または単にカードと呼ぶが、明治初期に来日した西洋人たちがカードでゲームを行なっている時、このことばをしばしば使ったため思い違えて使われるようになった。

コメント:トランプの遊び方指南書の緒言より。団団珍聞の用例の1年前で関係深いと思われる。とりわけ緒言の前に寄せられている狂歌に「苦を捨て好い楽みを蒔く札に遊びの種の切れぬトランプ」(紅亭花笑)というのがあり、切り札の意とかけているようにも思われ面白い。

編集部:第2版では、『団団珍聞‐五二五号』(1886)から「ハート、ダイヤモンド、クラブなどと西洋骨牌使用法の書を見てトランプを研究する書生あり」という例が引かれていますが、さらに、1年さかのぼります。

著書・作品名:西洋遊戯かるた使用法

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1885年

著者・作者:桜城酔士

掲載ページなど:2 ページ3行目( https://dl.ndl.go.jp/pid/861403/1/6 )

発行元:団々社