日国友の会

あまりにじ【余虹】

読者カード 項目 2024年02月01日 公開

2022年12月22日 ubiAさん投稿

用例:第一虹の內側にすぐ接して、少し光の弱い細い虹が幾筋も出ているのを見た經驗がありましょう。この餘分の虹は赤と綠とが特に目立って、それが二重にも三重にも見えることが多い。この虹はまれに見えるものではなく、光の强い虹では、いつでも見られるので、これも虹の本體のうちの一つなのである。これを「餘り虹」ということにしよう。餘り虹は、第一虹の內側に見られるばかりでなく、第二虹の外側にも見られる。
『虹』 1947年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕「かじょうにじ(過剰虹)」に同じ。

コメント:項目が載っていないようなので。「虹のお話(2)」(https://www.an.shimadzu.co.jp/support/science/010912/010912a.htm)に、「一次の虹内側と二次の虹外側にも薄い余り虹(過剰虹)が見えることがあります。」とあります。初出「『にじ』(実業之日本社)第一号」(昭和二十二(一九四七)年十月一日発行)と「中谷宇吉郎集第五巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「過剰虹」の語釈は「虹の紫の部分のさらに内側に見える、赤や緑の色帯」となっています。

著書・作品名:虹

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1947年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:152ページ本文6行目〔『霧退治―科學物語―』、昭和二十五年三月十五日 第一刷發行〕

発行元:岩波書店